業務用エアコンのオーバーヒート

業務用エアコンの故障には様々な種類のものがありますが、その1つにオーバーヒートと呼ばれるものがあります。オーバーヒートと聞くと、車をイメージする人が多いかもしれませんが、実は業務用エアコンにも存在するのです。オーバーヒートのトラブルに見舞われると、冷たい空気が出てこなくなってしまうことがあります。一般的に業務用エアコンがオーバーヒートを起こす原因としては、室外機に問題があります。

一般的に室外機は、室内機から熱い空気を吸い込み、それを冷却ガスで冷やして循環させます。このようなことから、室外機の吹き出し口を見るとわかりますが、熱風が出てきています。しかし排出した熱い風を自ら吸い込んでしまった場合には、熱交換ができなくなってしまいます。これによりオーバーヒートが起こってしまうということです。

なぜ熱い風を吸い込んでしまうのかその理由は、その多くが室外機の吹き出口が塞がれてしまっていることです。吹き出し口に物が置いてあったり、壁になっているような場合にこのようなことが起きます。風通しが悪い状態でも同じようなことが起こるでしょう。つまり排出された熱い風が壁等で跳ね返ってしまうということです。

オーバーヒートが発生したからといって全てがダメになる事は無いため、早めの対策が求められます。業務用エアコンがオーバーヒートした際には、室外機の吹き出し口付近が塞がれている状態であれば、それを改善するようにしましょう。風通しを良くして再び稼働してみるのです。それでも冷えなければエラー番号が出るので、それをもとにメーカーに問い合わせてみるのが賢明です。